健康のひけつ
働く女性のがん
がんは早期発見により治療できるだけでなく、健康的なライフスタイルで予防できる病気です。今回は、働き盛りの女性のがんについて最新情報をお届けします。
セルフチェック 乳がんの予防に有効なものは?
- 大量の飲酒や喫煙を控える
- イソフラボンなどのサプリメントを食べる
- 牛乳・ヨーグルトなどの乳製品を食べる
- 規則的な生活習慣をする
- 閉経後のスポーツや軽い運動をする
- 仕事や家庭でのストレスを解消する
出典:『患者さんのための乳がん診療ガイドライン』(日本乳癌学会)
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出典:国立がん研究センターがん対策情報センター
乳がんにかかる確率を高める要因のことを、“リスク要因”と呼びます。12歳以前に初潮をむかえること、35歳以降に出産すること、55歳以降に閉経すること、出産歴がないこと、人工乳で育てること、5年以上のホルモン補充療法(HRT)を受けることは、乳がんのリスクを高めます。
マンモグラフィや超音波(エコー)検査などの乳がん検診を受けることは、乳がんの早期発見、早期治療に有効とされています。
出典:国立がん研究センターがん対策情報センター
何かと忙しい働き盛りの女性の皆さまに、気を付けていただきたいポイント
食生活 Foods
閉経後の肥満やアルコールの摂取は乳がんのリスクを高めることが知られています。肥満にならない程度の牛乳・ヨーグルトは健康上の問題はないと考えられています。
ライフスタイル Lifestyle
喫煙や他人の煙草の煙を吸う受動喫煙は乳がんのリスクを高めることが知られています。閉経後の女性では定期的な運動やスポーツでリスクが低くなると考えられています。
更年期 Menopause
初経が早かったり、女性ホルモン濃度が長期間にわたって高いと、乳がんのリスクが高くなると考えられています。
女性ホルモンを補充する治療(ホルモン補充療法)は乳がんのリスクを高めることがあります。
月に1回の自己検診と、年1回の乳がん検診でお元気にお過ごしください!
セルフチェックの答え 乳がんの予防に有効なものは…
- 大量の飲酒や喫煙を控える
- イソフラボンなどのサプリメントを食べる
- 牛乳・ヨーグルトなどの乳製品を食べる
- 規則的な生活習慣をする
- 閉経後のスポーツや軽い運動をする
- 仕事や家庭でのストレスを解消する
- 更新日:
- 2014年4月1日
- 発行者:
- 公益財団法人 明治安田厚生事業団
- 元記事:
- MYヘルス・ブレティン
「創刊号特集 働く女性のがん」